私の人形達 宝田さん撮影


          アラスカの動物(子狐) 希里香さん撮影
 

1999年10月4日(月)
 

< 昨今うれしかったこと・くやしかったこと >

今日、嬉しい便りが二つもあった。
ひとつは神戸の宝田敏治さんから。

宝田さんは、9月7日のDiaryに御紹介した方で、私の著書『妖精の旅』(求龍堂)を本屋さんで御購入下さり、そこに登場する私の手作りの人形を大層気に入って下さって我が家まで来訪して下さった方だ。

その折に、実物の人形を御覧になり、特に気に入っていただけた2体を宝田さんの写真撮影のモデルにと、お貸ししていた。

「良い写真が撮れたかしら?」と気になっていた所、撮影された写真を絵はがきにして送って下さったのだ、4カットも…
皆とても人形を慈しんで撮って下さった様子が分る。うれしい!うれしい!!
 

もうひとつはニュ−ヨ−クの写真家KIRIKOさんから。
この夏、アラスカを旅行されて、

ラスカを旅行してきました。大変面白いところです。熊には毎日のように遭遇
しました。ベリーをつんでジャムやお茶をつくったり、魚釣や茸がりをして毎日
すごしました。
自然がありすぎるアラスカは本当に偉大でした。今まで旅行したなかで一番すき
な場所です。
またお写真でもお送りさせていただきます。


と言うメ−ルをいただいていたのだけれど、其の写真が送られて来たのだ。
ビ−バーや、湖畔のビ−バーの家に立つ黒熊や、可愛い子狐など野生の動物達を大きなプリントにして!
うれしい!うれしい!!しかしこんな写真を見ていると、「地球もまだ広いなァー。住んでるのは人間だけじゃないんだ」と感じますね〜〜〜
 

悔しいのは、私の撮影したフィルム。
「ポジフィルムだから、現像してマウントして下さい」と注文して出した36枚取りフィルムを、「間違ってネガフィルムの処理をしてしまってダメになりました」と、新しいフィルムを添えて返された。

ソンナ〜〜〜
「何とかならぬかと現像所でプリントしてもらって、どうにか6枚は見られます」とプリント取り次ぎ店大阪中ノ島の『三新社』のおばさんは言う。いかにも「努力はしたけどダメだったから仕方ない」と言う責任のない言い方。

しかしそれはあんまりだ。36枚全て使い物にならなくなったのだ。
最近は体力的にもあまり大きなカメラは持たず、コンパクトなCONTAX-T2 やデジカメで済ます事が多く、リバ−サルを使ってMINOLTA507si で撮影するのは、今どき特別な時だけだ。

今回はと言えば、例のヨシの朝日放送スタジオでの録音風景。それと2度に渡って計3日、奈良で撮影したものだ。
私にとっては、どれも2度と写すチャンスのない大事な撮影だ。
しかも撮影したフィルムは使用される時には「貸し出し料」を頂く一応プロのハシクレだ。

それなのにそれなのに、そんな言い方で片付けられても納得できない。
するとおばさんは、間違ったのは「富士現像所」だからそちらへ言います」と責任を転嫁した。
その後電話をしてきた「富士現像所」のナカフジ社長と言う人が叉大きな態度!

「写真を入れる袋にちゃんと書いてありまっしゃろ?『万一の場合は新しいフィルムを持って保証させて頂く事もありますが、これ以外の責任は負いかねます』ですわ。」
とまるで勝ち誇ったように言う。

確かに一応、隅には普通の字の6分の1くらいの細かさで、出来るだけ小さく記してはある。
しかし此れには「不測の事故、あるいは処理上の故障の際には…」という前書きが付いている。

人から代金を取って仕事をするプロであるはずの人が、ボ−ッとして犯した間違いは、はたして『事故』や『故障』と呼ぶだろうか?
これは単なる人間の不注意です。それによって客に迷惑をかけたら、納得のいく責任を取るべきではないだろうか?「間違ったものは元には戻りませんので」というだけで「事足れり」という態度は許せない。

きっとこのナカフジ氏は、交通事故で人を殺めても、「ちょっとしたミスでした。わざとしたのではありません。済んだ事はどうにもなりません」と開き直るつもりではなかろうか…
後味の悪い出来ごとだ。。。


 

                         
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