New York Botanical Garden Entrance

1999年10月5日
 

< わたしとカメラ・5 >

ニュ−ヨ−ク植物園での、Flower Photography(花の写真)のクラスだが、其のパンフにはこのようにか書かれていた。

The recent opening of the NYBG Conservatory has created a marvelous environment forclose-up photogrphy of exotic flowers and plants.
If you want to learn how to photograph flowers and plants correctly, this course is for you.
実際、美しく大きな温室はとても内容が充実していたし、外が寒い時でもゆっくり撮影出来た。
苗を生育させている所にも入り、薬草の説明なども聞きながらの撮影は、植物自体への知識欲も満足させてくれた。

講師はAllen Rokach いつもにこやかで、理知的で、とても親切。ちょっとWoody Allen のような雰囲気。
何を聞いても、何を頼んでも、親切に指導して下さり、かならず" It's my Pleasure! " の言葉が返ってくる。
Allen = It's my pleasire! & niko-niko ! 
で1セットのイメージになっている。

毎週一回、3時間の授業。
大抵前半は、リスのチョコチョコ走る戸外で、Allen のアドバイスを受けながらの撮影。
後半は、クラスでの授業。
 

生徒は5人。
クラスでの講議は、Allen が [1] の事を教えてくれると、それに対して生徒からは [5] くらいの質問が出る。
ワイワイガヤガヤと賑やかな授業だ。
生徒の方は、納得するまで質問を重ねるから、どんどん横道にそれる事もある。
でも、そういう雰囲気ってとっても楽しい。
まるで学生時代に戻ったようだ。

日本での授業風景のように、先生が一方的に話すなんて考えられない。
こちとら、みんなの意見を聞き取るだけで精一杯なのに、Allen は私が奥床しく発言を遠慮しているのだと思って、すぐ質問が回ってくる。" How dou you  think about this Kanami ? ニコニコ" だ。

英語は下手でも、写真に関しては他の生徒より一歩先んじているし、お花に関してはこちらは専門家。話す内容はあるので何とかなる。
いくら流暢な英語を話せても話す内容を持っていないと、それこそお話にならないのだが…

マ、とにかくそうして楽しみながら写真家とお近づきになれたお陰で、現像所や、カメラショップなど、プロのお店を紹介して貰えたし、何かと写真の世界が広がっていったのであ〜〜る。
 


 

                        

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