満願寺境内
 

1999年11月2日(火)
 

< 満願寺 >

母を伴って満願寺へ行った。我が家から車で10分。
我が家の周辺には、多田源氏ゆかりの神社・仏閣が多く、四季折々のちょっとしたドライブや、
ハイキングにちょうど良い。

この満願寺も、母の気晴らしに何度も連れて来ているが、その都度「わあ−、ええとこやねエ、
こんなええとこ始めてやわ−、よ−連れて来てくれたねエ。。」と喜んでくれる。

「又ここかいな。」と言われるよりは気分が良いが・・・複雑な気持ち。。
お守りもお札もいつも「始めてやから」と買い求める・・・又複雑な気持ち。。。
 

しかし、その石段を登る様子で、年々足が弱っているのが分る。
「そんな年寄り臭いもんイヤ!」といって、断固持とうとしなかった杖も、やっと今年82歳の
夏から使うようになった。

右手に杖、左手にしっかり私の手を握っていても、一歩一歩が大変。
太っているので、階段を10段も上がると、息切れもしてくる。
途中で一服しながら必ず「アー、ジュ−スが欲しい、はよ飲みたい。」とわがままも言い出す。

それでもなんとか本殿へ辿り着くと、「娘のお陰で、ここまで御参りに来れました。 有難う
ございます、有難うございます、ぶつぶつぶつ・・」と手を合わせている。
 

このお寺の本尊、千手観音の霊験によって、信仰する人は必ずその願いが満つるという
ことで、「満願寺」と名付けられている。
毎年大晦日には、ここの大きな釣り鐘の音が、ゴ〜〜〜〜〜ン、ゴ〜〜〜〜〜ンと家まで響い
て来る。

入り口のド−ム型の仁王門は大好きだし、境内の奥にはあの「まさかりかついだ金太郎さん」
坂田金時の墓もあり、遠方からのお客さまは必ず一度ここへお連れすることにしている。
 


                        
                     前に   ホーム   次へ