The sixth Sense のパンフより   Bruce Willis  &   Haley Joel Osment
 

1999年12月1日(水)
 

< The Sixth Sense  >

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5感。

そして“第6の感覚”

早くも全米3500万人が見た!(10/10現在) とか
凄い!怖い! 全米が震えた!
興収2億4200万ドル突破!

等という新聞の記事で、この映画かなり期待して観に行った。
実際、予告編を観た時にも興味深かった。

でも随分予想と違った。
ちょっと違った。
アメリカでは公開と同時に『シックス・センス現象』が全米を揺るがし、まずティ−ンエイジャーの
少女達にこの映画の波紋は広がったそうだ。
それが瞬く間に世代を越えて広がり、全米を揺るがす社会現象となったそうな・・・

日本のティ−ンエイジャーは、この映画をどのように受け止めただろうか?
確かに若い観客は多かったが、映画終了後、特に感激の興奮などの様子は見られなかった。
むしろその結末に、「フ−ン、そうだったのー」と言う様な静かな反応。

私自身、「あ−、いい映画だった!」と言う様な感動はないけれど、「もう一度じっくり観てみたい」
と言う様な不思議な気持ちは生まれた。
この映画がアメリカで大ヒットした原因のひとつはリピーターが非常に多かったためとも言われている。

脚本・監督を手掛けたのは、29歳のインド人M・ナイト・シャマラン監督。
インドで生まれ、この映画の舞台となったフィラデルフィアで育った。10歳の時から映画作りを始め、
16歳の時には45本目の映画を撮っていた。
彼の両親は2人とも医者で、親戚には12人もの医者がいた。
シャマランは高校を主席で卒業し、有名な医科大学の奨学生にも合格していたが、ニュ−ヨ−ク大学の
ア−ト.スク−ルで映画作りを勉強したそうだ。

その彼の言葉
「この映画は、人間のコミュニケ−ションを描いたものだ。それは妻と夫、親と子、男と女、そして
家族の間の、すべての関係に存在する。人間にとって最も恐怖でありながら、最も親しみやすい存在=
これこそが『シックス・センス』のテーマなのだ」

そうか、そう言われるともう一度見直してみたくもなるな〜〜
そういう彼のバックグラウンドから、観客に深い感動を与える何かが伝わって来るのだと思う。

それにしてもコ−ル少年を演じたハーレイ・ジョエル・オスメントの演技力はすごい!
アメリカで一番古い都市、フィラデルフィアの町並みも良かった。
ブル−ス・ウィルスの頭は、ちょっと毛が後退しすぎてたな。。。
 

【あらすじ】
コ−ル少年は、両親の離婚で心に傷を負った情緒不安定な子供。
精神科医のマルコムは、その孤独な子供のケアを依頼された。
しかし少年の抱える問題はもっと深刻。死んだ人が見えるというのだ。
自分だけに見える死者への恐怖から、少年は長い間心を閉ざして来たのだ。
そしてコ−ルを救うために全力を尽くすマルコムの前に、科学では説明のつかない「何か」が存在する。
 

                        
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