炭火のけむりが目にしみる
        

1999年12月14日(火)
 

< 焼肉 > 

時々無性に『玄風館』(川西)の生レバーを食べたくなる。
そして丁度そのころ、「生レバ−食べたいね」と誘いの電話がかかって来る。
我がグルメパ−トナーとは「ナマレバ食べたいサイクル」が合っている。

ここの焼肉はおいしいけど、あまり行かない。
何故なら、店主も店員もみな無愛想だから。

せっかく「さァ、美味しい焼肉食べに行こっ!」と勢い込んでドアを開けても、「いらっしゃい!!」
なんて誰もいわない。
絶対言わない。

お肉を切りながら、お皿を運びながら、黙ってチラと入り口を見るだけ。そしてまた知らん顔して
手を動かしている。

仕方ないからこちらも黙って空いてる席につく。
しょっちゅう変わるバイトの子が、 注文を聞きにくる。

店主夫婦はたまに私語を交わしながら、でも殆ど無言で注文表を見ながら黙々と手を動かしている。
壁も壁に張り付けたメニューも、店内に充満する炭火の煙りで汚く変色している。

仕方ないからこちらは相棒と、まずビ−ルと待望のナマレバで舌鼓。
ふつうならここらで、
「たいしょ、やっぱしここのナマレバはどこよりもおいしいわ。」
「そうでっか、おおきに!」 & ニコニコ・・・
ということになり、一層美味しさが増すというものだけれども、そうはいかない。

目の前のカウンターの客など、全く目に入らない&無関心の店主の前ではこちらも無視して食べること
に専念。

「やっぱ、いけるね。」
「ヤッパおいしい。モグモグ・・・」といいながら、いつものようにナマレバのあとは、コンロの網の
上でお肉をあぶる。
ハラミ、ロ−ス、タンを主に、ナムルをつまみながら食する。
最後は、石焼きビビンバと、冷麺でしめくくる。
どれもこれもいつも通り、良きお味。

「何であんな、アイソ悪いんかしらねエ〜」といいながらも、お腹はいっぱい。満足満足。。
たいしょのぶあいそも気にならなくなって、席を立つ頃には又新しいお客さんが入って来る。

そうしてまた、「ナマレバ食べたいサイクル」が回ってくると、来てしまうんだな〜〜オイラ・・・
 

                        
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